2018年F1日本GPの見どころ

皆さんこんにちは。現役レーシングドライバーの菊池宥孝です。
2018年10月7日に開催される、「F1日本GP」の見どころを紹介していきたいと思います。
これを見れば、F1が分からない人でも楽しく観戦することが出来ますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ちなみに私、菊池宥孝は2018年F1開催週に、韓国のinje speedium(インジェスピーディウム)でレースに出場していますので、応援よろしくお願いします!
告知はさておき、今年のF1の見どころを紹介していきます。
目次
ドライバーの見どころ
キミ・ライコネン、フェラーリラストラン
今季一杯でフェラーリからの離脱が発表されたキミ・ライコネン。
シーズン開幕前に大幅な減量を実行し、それが結果に繋がっているのか、モンツァでのポールポジション獲得や、安定した成績で5戦連続表彰台など、今シーズンの走りは近年で一番の走りではないかと感じますが、来期はサウバーF1チームからの参戦となります。
かなり調子の良さそうなライコネンの鈴鹿での走りは見逃せません。
ダニエル・リカルド、レッドブルラストラン
今季終了後にルノーF1チームへの移籍が発表されたダニエル・リカルド。
今シーズン、中国GPとモナコGPで勝利を挙げています。
7月29日のハンガリーGP後に移籍発表をしましたが、それ以降2戦連続リタイアなどもあって、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに勝てていません。
セバスチャン・ベッテルのレッドブル最後のシーズンのように、移籍しそうなドライバーの成績が下降するジンクスでもあるのでしょうか?
光るドライビングを随所に魅せる彼の走りに注目です。
フェルナンド・アロンソF1ラストラン
ドライビングなら世界一と言われ続けたフェルナンド・アロンソが2018シーズン一杯でついにF1から引退します。
若手の頃から勝利を積み重ね、2005年に史上最年少でシリーズチャンピオンに輝きました。
2006年も連覇を達成しましたが、その後は所属チームとのトラブルが目立ちチャンピオンになれず、トラブルメーカーとして有名になってしまいました。
誰もが、チームに恵まれたら多くのタイトルを手に出来たと言いますが、振る舞いが悪かったからチームに恵まれなかったとも言えるでしょう。
今シーズンはマクラーレン・ルノーでチームメイトのストフェル・バンドーンに圧勝していて、未だに速さを発揮しています。
ストフェル・バンドーンは、「車が違う」と公にマクラーレンを批判していますが、アロンソ&マクラーレンのパッケージならその可能性もありそうなのが怖い所。
政治的な面も含めて彼は要注目ドライバーでしょう。
期待の若手、シャルル・ルクレール
キミ・ライコネンに代わって2019年からザウバーF1チームからフェラーリF1チームへの移籍が発表されたシャルル・ルクレール。
レースを重ねるごとに成長を見せ、ザウバーの持つ戦闘力以上ではないかと思わせるドライビングを披露し、かなり評価の高いドライバーです。
このまま行けば、次期フェラーリのエースになる日もそう遠くないでしょう。
個人的に注目したいドライバー、エステバン・オコン
個人的に注目しているのがフォース・インディアのエステバン・オコン。
デビューイヤーの2017年にいきなりチームメイトのセルジオ・ペレスと良い勝負を演じて、2018年はチームメイトバトルに予選で圧勝しています。
ポイント獲得に繋がっていないのが残念なところではありますが、ポイントランキングで、オコンとペレスは同ポイントで並んでいるので、見どころになるでしょう。
ウィリアムズF1チームのランス・ストロールの父親がフォース・インディアを買収したこと、セルジオ・ペレスがチームにもたらすお金という走り以外の面で、来季のシート喪失の可能性が高まってしまっています。
ドライバーとしての実力はF1でもトップに位置すると思われるので、是非注目して見てください。
気合十分なトロロッソ・ホンダ
日本GP前の9月30日に行われたロシアGPでホンダは新型PU「スペック3エンジン」を投入しています。
しかしこのPUは、FP1とFP2のみで使用され、FP3からは再び前戦で使用したものに戻しています。
この新型PUはFP1、FP2で走らせてデータ的にも、ドライバビリティ的にもかなり好感触だったようで、ドライバー、エンジニア共に好印象なコメントが聞かれました。
好印象だったのになぜ旧型PUに戻したのかというと、
- 次戦鈴鹿でグリッド降格ペナルティーを避けるため。
- エンジンの温存
- エンジンの細かいセッティングを煮詰めるため
この3点が主な理由でしょう。
ホンダ側の要望で旧型エンジンに乗せ換えているようですので、次戦のF1日本GPに照準を合わせていると考えて良いでしょう。
F1日本GPが行われる鈴鹿サーキットは戦略的にも抜きにくいサーキットです。
ここは抜きにくいサーキットで予選で上位に来る必要があるうえに、ホンダのホームコースでもあるため、マーケティング的にも重要なサーキットになってきます。
毎レース全力で戦いますが、その中で多少調整するのはどのチームもやっていることなので問題ありません。
F1日本GPでは強いトロロッソ・ホンダが見られる可能性が高いでしょう。
いよいよF1日本GPが開幕します!
各ドライバーがF1日本GP前に日本の、食や文化を楽しむのが毎年の恒例行事で、今年も、寿司や書道を楽しんでいるようです。
さらに、F1ドライバーは誰しも鈴鹿サーキットが好きだと言います。レイアウトだけではなく、日本のファンが好きだと言います。
この記事がF1を楽しむことのお役に立てたら嬉しいです。
最後にもう一度告知しますが、僕はF1日本GP開催日に韓国のinje speediumでレースに出場するのでこちらも良かったら注目してください!
よろしければご覧ください
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