レーシングドライバー菊池宥孝の【愛車遍歴】

みなさんこんにちは!レーシングドライバー菊池宥孝です。
今回は、僕が今まで乗ってきた愛車たちを紹介します。
一流のレーシングドライバーと言えば街中をスーパーカーで爽やかに走っているイメージがありますが、僕のような駆け出しレーサーは何に乗っているのか?疑問に思う方は数少ないのでしょうが、紹介しますね!(笑)
僕は18歳で免許を取ってから乗ってきた自己所有の車は4台。その全ての車が、違う系統の車です。軽自動車・スポーツカー・ファミリーカー・ハイブリッドカーとあらゆる車に乗ってきました。
では早速紹介していきます!
ホンダ ザッツ

HONDA ザッツ(2014年4月~8月)
初めての愛車は「ホンダ ザッツ」。元々は父親が、駅から勤務先に行くために買った車でした。後に転勤したタイミングと、僕が車に乗りたいと思ったタイミングが合ったため、譲ってもらいました。
当時、大学生でサッカー部に所属していた僕は、この車にサッカー部員を乗せて試合に行ったり、友人と遊びに行ったりしました。
この車最大のアピールポイントは、
- 室内寸法の広さ
- 維持費の安さ
により、大学生でも楽に所有出来て、大人4人が乗っても全く狭く感じずに長距離ドライブが出来ました。室内の広さを例えるなら「トヨタ ヴィッツ」に近いですが、そこはやはり軽自動車です。内張の薄さを感じました(笑)
もし事故に遭ったらと思うと怖かったですが、エアコンの効きも良く実用性の面ではかなり満足度の高い車でした。
トヨタ スターレットグランツァV

TOYOTA スターレットグランツァV(2014年8月~2016年2月)
次に乗った車は「トヨタ EP91 スターレットグランツァV」。「スポーツカーに乗ってみたい!」という昔からの憧れを実現させるため、大学生でも所有出来る維持費の安いスポーツカーを探してたどり着いたのがこの車です。
この車は何と言っても、
- ドッカンターボ
- 920㎏という車重の軽さ
- 1.3L直列4気筒エンジン
によって強烈な加速を感じることが出来ます。
現代のターボエンジンよりもターボラグがあり、「ターボってこんなに変わるのか!」「まるでジェットコースターみたいだ!」とびっくりしました。燃費も13km/l前後走るため遠くの峠までドライブすることが多かったです。

雪上トレーニングも行きました(笑)
この運動性能の高さは、エンジンのスペックの高さもありますが、1000㎏に満たない車重の軽さが大きく影響しているように感じました。電子制御されていないアクセルやブレーキのフィーリングによって「ただ乗っているだけなのに楽しい」と思わせる車です。
この車に乗ってから僕のレースへの思いがさらに強くなり、納車から半年後にはレーシングドライバーとして生きていく決断をしました。自己所有の車以外にもたくさんの車に乗ってきましたが、「スターレット グランツァV」が過去一番に面白かった車であり、僕にとって走る楽しさを教えてくれた車です。
ホンダ ステップワゴン

HONDA ステップワゴン(2016年2月~2018年11月)
本格的にレース(レーシングカート)を始めてから最初の1年間はスターレットで移動していました。しかし、自分でカートを運搬したいと考えるようになり、トランポになる車を探して決めたのがこの「ホンダ ステップワゴン」です。
当時ミニバン中古車販売店でアルバイトをしていた僕は、お金が無かったためお客様から下取りした車から選びました。
- とにかく丈夫
- 室内寸法の広さ
この2点に惹かれて乗り始めました。
最初からエンジンオイルのにじみがありましたが3年間乗り続けても全く問題なく、エンジン内部も常に綺麗で「オイル交換しかしていないのに、こんなに壊れないものなのか?」と驚きながら乗っていました。実際に僕がいるお店でも代車として貸し出していますが、トラブルなく走っています。本当に丈夫な車です。
僕はこの車に乗って全国各地のサーキットで練習するために、3年間で4万km以上走りました。人生で一番乗った車です。

実際にレーシングカートを積んだ写真
トランポになりやすいように設計されたような作りで、とても使い勝手が良かったです。唯一の不満点は、トランポ仕様になったことでリクライニングが出来ず、車中泊が出来なかったことでしたね(笑)
ステップワゴンの詳しい記事→【コスパ抜群のトランポ】ステップワゴンがレーシングカートのトランポで断然オススメ!
ダイハツ メビウス

DAIHATSU メビウス(2018年11月~)
ご存じない方がほとんどだと思われます。僕も正直知らない車でした。トヨタ プリウスαにダイハツロゴを付けただけの車で、「ダイハツ メビウス」として販売されています。いわゆるOEM車です。
当時、中古車検索サイトで調べてみたところ、全国の中古車販売店で3台しか売っていませんでした(笑)
この車はレーシングカートからステップアップし、トランポが不要になった僕が普段乗りや、遠征時に快適にドライブ出来る車を探している最中に出会いました。お客様から買取りした車で、社長に「ぜひ売って下さい!」と頼み込み、安く売ってもらった車です。鈴鹿サーキットなど遠くのコースでも全く疲れずに移動可能で、荷物もたくさん積めるため、遠出が多い方にはオススメの車です。
- 燃費の良さ
- 静寂性
- 荷室寸法の広さ
- 大きな高性能社外SDナビ
によって快適に移動出来ます。燃費は、テクニックと根性が必要になりますが最高で27.5km/l、平均20km/l前後走ります。それまで乗っていたステップワゴンが7.5km/l前後だったので約3倍の燃費向上を達成しました。さらにエコカー減税も加わり、金銭的にもかなり助かる車です。
荷室は、大きなスーツケースも楽に縦置き出来るくらい、2列目後方が広くなっています。元々は3列シートモデルもラインナップされている車種ですので5人乗り仕様の場合、見た目以上にものすごく広々と使えます。2列目シートがリクライニング可能なのも嬉しいポイントですね。

荷室が広いため、サーキットでも着替えが楽です。
高性能な社外SDナビは、「プリウスα専用」の社外品が製造されているらしく、そのモデルが付いています。Gセンサー内蔵で、エコ運転が出来ているのか100点満点で採点されるので楽しみながら運転出来ます。BluetoothやフルセグTVも搭載されているため、乗っている人間を飽きさせないナビです。別売りのフリップダウンリアモニターは、プラズマクラスター空気清浄機付きという驚きの機能が付いています。
初めての現代的な車で技術の進歩を感じ、「なんだかすごい時代になったな~」と思ってしまいます(笑)
以上が僕が乗ってきた愛車たちです!
まだ乗っていない車は、高級セダンとかSUVあたりですかね。乗れるように頑張ります!!
また新しい車に乗り換えたらどんどん紹介していきます!
このサイトの運営者である、レーシングドライバー菊池宥孝は2021年もFIA-F4選手権の参戦に向けて準備を進めております。しかし予算面で諸事情があり、2021年シーズンは何も決まっておりません。
現在、FIA-F4の参戦と優勝を目指して準備をしている段階です。
よろしければ【2021年度のレース参戦企画書】をご覧いただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。