初心忘るべからず

2020FIA-F4富士スピードウェイRd.1~3レースレポート

 
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みなさんこんにちは。 レーシングドライバー兼レーシングブロガーの菊池宥孝です! 僕は7歳から20歳までサッカー少年でしたが友人の影響から、「レーシングドライバーになりたい!」と強く思うようになり、2015年からレースの世界に足を踏み入れました。 3年間レーシングカートで着実にステップアップをして、2017年には全日本カート選手権にもシリーズ参戦。 2018年から、スーパーFJで四輪デビューして、岡山国際サーキットシリーズを中心に戦っています。 【通算成績】 レーシングカート:3勝 スーパーFJ:2勝 2018スーパーFJ岡山シリーズ:ランキング2位 2018スーパーFJ日本一決定戦:7位/32台 「初心忘るべからず」「常に謙虚で満足しない」事をモットーに時代を変える最強最速のドライバーを目指しています。 応援よろしくお願いします!!
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みなさんこんにちは!レーシングドライバー菊池宥孝です。

今回は、10月3~4日に富士スピードウェイで開催されました、FIA-F4 Rd1~3のレースレポートになります。学びが多く、非常に濃く楽しいレースウィークとなりました。

では、僕のFIA-F4デビュー戦の様子をご覧ください。

久々に撮ったYouTube版レースレポートはここからどうぞ↓



レースウィークの流れ

レースウィークまでには走りのレベルを仕上げて、レースウィークではセットアップの熟成を進められるようにトレーニングに取り組んできました。しかし、まだまだドライビングのレベルが低くミスも多かったため、レースウィークでもドライビングの改善をメインに走行を重ねました。

公式トレーニングは全4セッション。僕が最多周回数だったセッションもあり、疲労感を感じることなく45分間完全に集中して走り込めたのは良かったです。

 

レースウィークのタイヤ運用

※レースウィーク中全てスリックタイヤ、4セット運用

  • 1日目(公式練習1.2):NEWタイヤで走り始める
  • 2日目(公式練習3.4):公式練習3の序盤ユーズドタイヤ。公式練習3の後半からNEWタイヤ
  • 3日目(予選、レース1、レース2):予選NEWタイヤ、レース1もNEWタイヤ、レース2から予選使用タイヤ
  • 4日目(レース3):レース1使用タイヤ

 

レースウィークタイム変動(ロガー計測)

1日目

公式練習1:1:47.139(NEWタイヤ)

公式練習2:1:47.347

 

2日目

公式練習3:1:46.698(NEWタイヤ)

公式練習4:1:47.256

 

1日目と2日目の課題点

1日目はセクター3が大きく遅れ、2日目はセクター2.3が遅れました。セクター1.2では上位にいることも多かったですが、セクター3では最大で0.8秒も離されてしまう周もあり、何か勘違いをしていると思われました。

走行後にじっくりドライビングについて話し合い、100Rの考え方と、セクター3の向きの変え方をメインにレースで改善しようと決めました。同時に、多少セッティング変更も施しています。



予選

予選

ベストラップ 11位 1:46.410(+0.678)
2ndベストラップ 10位 1:46.478

 

スリップの使い合いになるので、速いドライバーの集団内で走ることを第一に考えました。8周目くらいまで各車アタックラップには入らずに、位置取り兼ウォームアップ走行を行い、徐々に隊列が整ってアタックラップに入りました。

今回の富士大会では、最終コーナー入り口で他車を待ち伏せする行為は禁止され、その前に位置取りを決めるという注意喚起がありました。そのため、100Rからセクター3に入る直前にかけての位置取りをめぐる争いが個人的には面白かったです。

駆け引きの中で徐々に後方に下がり、アタックラップでは後ろを気にせず多くの台数のスリップを使いましたが、もう2.3台分近い距離で前に付いていければ、もっと良いタイムが出たと思います。そのためには持ちタイムを向上させなければいけません。

ベストラップがレース1のスターティンググリッドに、セカンドベストラップがレース2のスターティンググリッドに反映されるため、2周は速く走る必要がありました。

僕は6周くらいアタックして終了。最後のアタックでセクター3前半まで自己ベストで来ていましたが、運悪く前方の集団が一旦クールラップを入れていたため引っ掛かってしまいました。

トップ勢と比較してセクター2.3で遅れているので、ドライビングに改善点があることは間違いありません。

 

レース1

 

11位→12位
トータルラップ 30:44.062(+11.454)
ベストラップ 1:46.822(+1.066)

※NEWタイヤ

 

スタート時のクラッシュによって11位から9位に浮上。オープニングラップのグリップ感が良く、1周以内に前車を抜けそうな勢いでしたが、ヘアピンあたりでクラッシュによるセーフティーカーが入りました。

そこからセーフティーカーが開ける6周目までグリップ感を確認しながらタイヤを温めました。乗っている感覚では、良くグリップするくらいまで温められたため、自信を持ってリスタートします。

セーフティーカー開けのタイミングでミスがあり、後ろに迫られてしまいましたが、後方も少し最終コーナーでミスがあったようで1コーナーまでには抜かれませんでした。

その後は、前に付いていこうとアタックしたものの、全くペースが伸びませんでした。その結果、前とはどんどん離されて後ろから迫られる焦りと、セーフティーカー中に温めすぎたタイヤのタレによって、カウンターステアやホイールスピン、四輪脱輪などのミスを繰り返してしまいます。

3台に抜かれてからはミスは無くなりましたが、一度ズルズルにしたタイヤを元に戻すことは出来ずに、12位でチェッカー。

このレースのベストラップがレース3のスターティンググリッドに反映されるものの、14番手タイムまで落ちてしまいました。

 

レース1の反省

レース1の反省

まずは「タイヤの温め方」。オープニングラップのグリップは良かったことを踏まえると、自分のウォームアップは少し熱を入れすぎだった可能性があります。

そして、「ペースが上がらない時の焦り」。温めすぎたタイヤを冷やすどころか、前に付いていこうと頑張りすぎて滑らせて発熱させてしまっていました。頑張りすぎの根本的な要因には、前に付いて行けなかったことによる焦りがあったと思います。これでは、ペースが戻るわけがありません。

熱を入れすぎるというミスは経験を積むという意味では良かったですが、頑張りすぎるというミスは何の役にも立たないただの失敗なので避けるべきでした。

 

レース2

 

10位→22位
トータルラップ 25:39.420(+53.713)
ベストラップ 1:46.541(+0.834)

※予選使用タイヤ

 

レース1の反省から、タイヤのウォームアップ方法を変更しました。しかし、レース2では別の落とし穴が待っていました。クラッチの焼き付きです。

「今度はイケるかな!」とスタートシグナルの消灯を待っていたら、急にクラッチが繋がり始め、少し動いてしまったためブレーキをさらに踏み込みました。

ちょうどそのタイミングでブラックアウトしたため、クラッチミートしたもののギリギリ間に合わずにエンジンストール。

電源が入っているもののニュートラルに入らなかったため、1速のままクラッチを切って2.3回セルを回しましたが繋がりっぱなしだったため、クラッチに何か起きたと考えニュートラルに入れることを優先します。

FIA-F4の車両にはシフトリセットモード(シフトが入らない時とかに使ってみて的なモード)があるため、そのモードを使って電源のオンオフとか色々とやっていたらニュートラルに入り、少しクルマが動いていたのでそのまま1速に入れたらスタートが切れました。

ホームストレートでも後方集団が見えなかったため、リタイアしてタイヤを温存しようか迷いましたが、もう1セットタイヤが残っていたことを思い出し、クルマに異常が出ないなら最後まで走ろうと決めました。

不幸中の幸いか、レースウィーク中に症状化しなかった別のトラブルの症状もレース2で出てくれました。

ただ、ピットには戻らずに、もっと症状が出るまで走り続けようと考えました。結局その後は何も起きずに最後まで走り切れましたが、この症状とスタート前にクラッチを壊してしまったことをレース後にメカニックさんに伝えました。

 

レース2の反省

レース2の反省

知識・経験不足から来る失敗は、「クラッチの取り扱い」。単純にクラッチの扱い方が間違っていました。割とシビアな構造らしく、何気ない半クラッチにも注意すべきでした。

ドライビングに関する失敗は、上位陣と比較出来なかったので何とも言えませんが、公式練習からの課題だった100Rとセクター3の組み立て方や、レース1の課題は、少しばかりですが改善の傾向が見られました。ただ、まだまだ改善の余地が多くあります。

 

レース1.2後の変更点

3日目の、予選~レース2が終わってエンジニアさんとレースを振り返り、現時点の僕の乗り方に合わせたマシンセットアップに少し変更して、その点を踏まえてレース3に向けたドライビングのアドバイスをもらいました。

自分が走行中にしている操作や症状について明確に伝えることが出来たので、有意義な話し合いが出来たと思います。その点に関してはブログをやっていて慣れてきました(笑)。

クラッチに関しては、僕の取り扱いに間違いがあったことによってクラッチ周り一式を焼き付かせてしまっていました。また、症状化したもう一方のトラブルに関しては、電気系のトラブルの可能性が疑われたため、その部分を交換しました。

夜遅くまでメカニックさんが修復作業をくださったおかげで翌日のレース3に間に合い、どちらも問題なく走り切れて良かったです。

 

レース3

 

14位→11位
トータルラップ 25:15.672(+21.575)
ベストラップ 1:46.685(+0.822)

※レース1使用タイヤ

 

路面コンディションは雨が乾きかけて部分的に濡れているハーフウェット。しかし、レースまでには乾いてくることが予想されました。

タイヤのウォームアップは、コンディションからするとレース1くらいガッツリと温めても良さそうでしたが、1つの経験とデータ取りとして少し抑えめに温めました。

これは、レース1でのドライビングの失敗によって痛めてしまっていたタイヤだったので、多少タイヤマネージメントを考えた作戦です。(※タイヤマネージメントと言っても全開走行の中での話です)

スタートは上手くいきましたが、前が4ワイドになったため、イン側が詰まると予想してアウト側から1コーナーに進入。しかし、さらにアウト側から被せられ、イン側からもインを差されてしまい、1コーナー出口で挟まれて接触しそうになったため引きました。

加速区間で引いたため、ここで18位くらいまで後退。

10位くらいの集団とは大きく離されてしまったため、約2~3秒前方のクルマまではチェッカーまでには追い抜きたいと考えました。

スタートの駆け引きは悔やんだものの、気持ち的には全く焦ることなく走れたのは良かったです。

そこから着々と順位を上げていき、最後に前でバトル中の2台をどうやって抜こうか考えた結果、1コーナーブレーキングで2台が並んでいる隙を付いて、さらにイン側からオーバーテイクしたら案外上手くいきました。

そのまま2周走ってチェッカー。

 

レース3の反省

レース3の反省

スタートの失敗については行き場がない難しい状況でしたが、1コーナーのブレーキングで突っ込んで立ち上がりを捨てる駆け引きが必要だったと思っています。ただ、レース3は中盤~後半重視だったので、その点の気持ちの切り替えが上手くいかなかったのも大きいです。

タイヤのウォームアップについては、滑りやすいコンディションでは予想通り足りていませんでした。事前にある程度予想していたことでしたが、実際に学べたので良かったです。

走りについては、セクター3の走りが良くなり中団争いでは優位に立てました。(上位陣と比較出来るくらい速くならないといけませんが。。。)

ここからさらに上位集団のレベルに行くためには、まだまだ多くのことを学ぶ必要があります。

 

終わりに

終わりに

富士大会で主に学んだことは、

  • タイヤのウォームアップのやりすぎ
  • ドライビング
  • クラッチの使い方

が主な課題となりました。次戦10月24.25日の鈴鹿大会はぶっつけ本番ですが、この課題を克服出来るように取り組んでいきます。

今回の参戦にあたって、スポンサー様、協賛企業様、応援してくださった全てのみなさま、ありがとうございました!

そして、ATEAM Buzz Racingの方々の、素晴らしいサポートのおかげで多くの経験を積むことが出来ました。強力なチームメイトとスタッフのみなさんのおかげで、非常に濃いレースウィークを過ごて良かったです。

次戦の鈴鹿大会では、今回の学びを生かせるように準備して臨みますので、応援よろしくお願いいたします!

ATEAM Buzz Racing/#32 Kikuchi Hirotaka

◆僕が上達するために意識していることはこちら→https://note.com/race_hirokikuchi/n/n16b29db52c38

 

【個人パートナー】

株式会社ラインアップ

 

【個人各種協賛】

ムーンムーン株式会社 様

 

【個人レーシンクギア各種協賛】

アウティスタ 様

アクセル有限会社 様

ファストルックス 様

Dr.Dry 様

 

【チームパートナー】

株式会社エイチーム 様

GOLFSPARK 様

株式会社アドバンス 様

MIE Route1 Circuit 様

エースコンディショニングスタジオ 様

有限会社イルヴェント 様

アクセル有限会社 様

 

写真提供:南 様、Nozaフォト 様

 

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