【2連勝】2019 スーパーF3レースin岡山 S-FJ第3戦 レースレポート

2019.06.08.岡山国際サーキットで開催された「スーパーF3レースin岡山 スーパーFJ第3戦」に参戦してきました。
今年も第3戦は、全日本F3選手権との併催です。昨年はF3路面に苦戦して何とか3位でフィニッシュしたレースだったので、今年こそはF3路面でも上手く対応して優勝出来るようにと練習してきました。レースウィーク前には、鈴鹿サーキットで多くのFIA-F4が走っていた日に走行して、重くタイヤカスが多い路面の走り方を練習していました。
レースウィークの練習走行では、久々の岡山に少し戸惑いながらも、ドライコンディションとレインコンディションで周りと比較してタイムも良かったです。しかし、個人的にドライコンディションでは上手く乗れているフィーリングがあまり感じられませんでした。
レースではもっと重くなると予想される路面にドライビングで上手く対応出来るようにと意識してレースを迎えました。
予選

写真提供:@1honechan 様(Instagram)
1位/9台中
Best Lap 1’40.191(-0.109)
10時10分予選開始。コースコンディションはドライ。直前に全日本F3の予選が行われたため、どんな路面コンディションなのか楽しみにしながら走り始めました。
2周で良い位置取りを見つけて、3周目からアタック開始します。
イメージでは8周目くらいにベストラップが出ると思っていました。しかし、5周目以降全くタイムが伸びず、前半セクションで大きく遅れるようになりました。
ベストラップではヘアピンでミスがあり、それより上手くアタックしても0.3秒程遅れてしまっていたので、1周クールラップを入れてラスト1周で再アタックしました。しかし、変わらず0.3秒程遅いタイムで予選を終えました。
路面状況は、予想通り車を曲げにくく、個人的には最も経験を積みたいと考えていたコンディションでした。「曲げに行こうとすると唐突なオーバーステア、それを恐れるとアンダーステア」と、狭くおいしいポイントで車を上手くコントロール出来るかが要求されるコンディションです。
結果的には0.1秒差でポールポジションでしたが、ミスがあった周がベストラップとなり、上手く路面に対応出来た感じもなかったため、あまり納得のいく予選にはなりませんでした。
改善点
大きなものは、理想的なドライビングが出来なかったことです。いつもより曲げにくいコンディションで対応しきれませんでした。
ベストラップが出た周は、何度かカウンターを当ててしまってロスしています。
全体を上手くまとめ上げれば0.5秒はタイムアップ出来たのではないかと思っています。
予選ポールラップ動画
決勝

写真提供:@1honechan 様(Instagram)
1位/9台中
Best Lap 1’40.786(+0.233)
Total Lap 20’18.253(-1.188)
16時03分スタート。コースコンディションはドライコンディション。直前に全日本F3の決勝レースが行われたため、予選以上にラバーが乗ったコンディションになると予想されました。ウォームアップ走行では意外とタイヤカスが少なく、スーパーFJのライン取りでも走れそうでした。
路面温度が高くリアタイヤのグリップ感もあり、スタート時にストール気味になるのを防ぐため、少し高めの回転数でスタートしました。
スタートの蹴りだしは良かったものの、ストール気味になってしまいました。
後方もスタートに失敗したようで、1位をキープしたまま1周目を終えます。2.3.4位がバトルをしたため、1周目から楽な展開になりました。

オープニングラップで1.4秒のリードを築きました
走り出してすぐに路面の重さを感じ、「曲げる練習の絶好の機会だ」と考え、いろいろと試しながら走りました。インフィールドは何とか出来るものの、1コーナー、2コーナー、で上手く曲げるのが難しかったです。特に2コーナーは、明らかに旋回速度が落ちてしまっていました。後ろとの差で見ると、僕だけでなく周りも2コーナーには苦労しているように見えましたが、もっと良い曲げ方はあるように感じました。
レース序盤は後続との差をじわじわと広げ、2秒程リードを築きました。

レース中盤、2秒程差を付けました
レース終盤、2番手に上がったドライバーに追い上げられてしまいます。僕は最後まで全力でプッシュし続けて1.188秒差で何とか1位でフィニッシュ出来ました。

チェッカーシーン。1.188秒差でした。
改善点
スタート時にストール気味にならないように注意していたのにも関わらず、回転数が落ちすぎてしまったことは早く修正しなければいけません。
そして、予選以上に重くなった路面コンディションに対応しきれなかったこと、序盤のレースペースの割に後半のタイムが伸びていかないことは、引き続き課題の克服に向けて練習します。
3番手タイムでありながら優勝出来たのは、前半のリードのおかげでした。
決勝レース動画
動画出典元チャンネル:サーキットで頑張っています。様
レース総括

写真提供:@1honechan 様(Instagram)
今回のレースは、展開にも恵まれて自分の走りに集中してアタックし続けることが出来ました。昨年からの課題だったF3路面には上手く対処出来たとは言えないのですが、それでも車を曲げるための操作方法は、レース序盤に発見出来たことは良い経験でした。
問題は、それが決勝レースのタイムに結びついていないことなので、もっと工夫して上達しなければいけないと思います。
今回学んだドライビングをもっと良くして、タイムに結び付けられるように練習します。
また、タイヤの減り方でドライビングの悪いところが分かるということも学びました。まだ完全に理解出来ていないのですが、これからの練習では、タイヤの減り方についても勉強していこうと思います。
レースではタイム的に厳しく悔しさが大きいですが、2連勝で優勝出来たことは良かったです。
素晴らしい車を用意してくれたチーム、スポンサーの皆さま、お声がけや応援してくれた方々、ありがとうございました。もっと速くなれるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!
写真提供:@1honechan 様(Instagram)
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