レーシングカートの雨ラインを見つけるコツ

みなさんこんにちは!レーシングドライバー菊池宥孝です。
レーシングカートでレインコンディションの走行時、「何故みんな変なラインで走っているの?」「どこを走ったら良いのだろう?」と思う人は多いですよね。
僕自身もレースを始めるまで、レインコンディションのライン取りがドライコンディションとまるっきり違うということを知りませんでした。笑
当時の僕のような初心者は何も知らないので、ドライコンディションのライン(アウトインアウト)で走ろうとします。しかし、ドライコンディションのライン上は滑ってしまうので上手く走れません。
実際に雨のレース映像を見れば分かりますが、上級者はアウトインアウトでは走っていませんし、ドライバーによってもライン取りは変わってきます。
なぜライン取りは変わってくるのでしょうか?
不思議ですよね。ドライコンディションでは、みんなほぼ同じライン取りになるのに、レインコンディションでは素人目にも分かるくらいライン取りが様々です。
今回は、雨でライン取りを見つけるコツを解説します。
そして、レーシングカートの入門書を出版しました。レース環境の作り方や、入門者がすぐに実践出来るドライビングテクニックについて解説しています。現役ドライバーならではの目線で解説していますので、カートを始めたい人、カート入門者にオススメの1冊です。
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グリップするラインを探してみよう
雨のライン取りを探すときに最も重要なことは、【グリップするラインを見つけること】です。
グリップするラインとは、
- 雨量(水量)の少ないライン
- タイヤラバーの少ないライン
です。
雨量が多ければコース内の水量も増えてグリップしなくなりますし、ドライ路面で多くのクルマが走ったラインにはタイヤラバーが載っているため、雨が降るとライン上が滑りやすくなります。
このことを意識して、ライン取りを組み立てる必要があるのです。
極論、「どこを走ってもグリップすれば良い」と言えます。
基本ラインのパターンを知ろう
グリップするライン取りを探すためには、ある程度レインコンディションの基本ラインを知っておくべきです。
レインコンディションの基本ラインは、
- アウトアウトアウト
- アウトミドルアウト
- アウトミドルイン
などが代表的なラインです。他にもありますが、まずは、この3種類のライン取りを試してみましょう。
何も考えずに、アウトインアウトで走るよりは速いタイムが出せます。
雨ラインを見つけるコツは?
雨ラインを見つけるためには、
- グリップするところを走る
- ライン取りのパターンを変えてみる
必要があります。今回の記事は、この部分について解説した一例です。
さらに、「何を意識した操作をするか?」「最も優先すべき操作は?」についても考えなければいけません。この部分を考えられるようになれば、急に雨が降ってきても柔軟に対応しやすくなります。
ということで、
- 何を意識した操作をするか?
- 最も優先すべき操作は何か?
- 雨のライン取りを決める実践例(オンボード付き)
について解説した記事を用意しました。気になる人は「続きは」のリンクから見てみてください。
▶続きは…
カートから考える雨のライン取り【オンボード解説】→https://note.com/race_hirokikuchi/n/n9396bf97fbc9
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